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■ CC ライセンス

 既にお気付きの方もおいでかも知れませんが、この blog にクリエイティブ・コモンズ表示を設置しました。

 BY-NC-ND(出所表示-非営利(NonCommercial)-改変禁止(NoDerivatives))としております。

 クリエイティブ・コモンズ(以下、CC)は、著作者自身がその著作物の再利用性について、簡易な方法で意思表示できるよう設けられた「意思表示システム」です。日本発のものではありませんが、現在、国際的に広く利用されています。

 

 実を言えば、こうした意思表示システムとして、日本の文化庁も 2007年頃から独自のシステム(CLIPシステム)を検討していました。

 CLIPシステムは、CCに比べますと、教育目的の限定を入れることができること、個別の条件を設定できることが特徴的でありました。しかし一方で、個別条件がわかりにくく、結局利用が促進されないとの批判もありました。

 そして昨年(2013年)ついに、CLIPシステムを廃し、CCを支援する方向とすべきとする報告書が作成されるに至りました(参考PDF)。ちなみに、この参考PDF(報告書の解説のためのスライド)も、BY-NC-NDライセンスだと表示されています。

 結果的に現状では、簡易的に意思表示をする場合には、個別の条件をつけることができないCCライセンスの表示のみが可能な状態ですが、著作者個人の簡易意思表示方法としてはこれで十分なのではないかと思われます。もし、条件付きのライセンスとしたいならば、個別応談とする意思表示をすればよいのではないかと考えるからですが、読者の皆様のお考えはいかがでしょうか。

2014/04/14 ・話題   baserroot
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