特許出願の出願審査請求料が値上がりします
昨年末のニュースなのですが、政令改正によって特許出願の出願審査請求料が値上がりすることがアナウンスされました。
この改正により、出願審査請求料が1件あたり2万円値上げされます(PCT移行などの場合、値上げ額は異なります)。
注意点としては、
- 出願日(審査請求日ではありません)が2019年4月1日以降の特許出願に適用される
- 分割出願、変更出願については、遡及日ではなく実際の出願日が2019年4月1日以降の場合新料金になる
といった点が挙げられます。
2019年3月末までの出願は旧料金が適用されるので、審査請求を急ぐ必要はありませんが、今後数ヶ月の間にPCTなどの優先権主張出願をするご予定がある方は、前倒しして3月末までに出願することも一考の価値があるかも知れません。
実際の手続を行う実務家としては、これから約3年の間、出願審査請求を行う際には出願日がいつだったかによって2種類の料金が並行することになるので、チェックの手間が心配です。